オーディション終了しますた
5月 2nd, 2011 | By KANAMI | Category: TREE, じゆうじんの「おと」, ミュージカルカンパニー 「ワンダーラー」本格的な外部オーディションなんてはじめてみたような…(^^)
とにかく、おもしろいひとも、ギャップがすげーひとも、子供なのになんか台詞すげーうまい子とかたくさん会えたお。
これからキャストが決まっていくところであります。
命を扱うストーリーなんだけど、今回の震災とどう向き合うのか。
それを乗り越えられないなら命なんて扱うなとも言えるね。
じゃぁ、自分はどうなんでしょーーー…ブツブツ
今回の震災を東京で感じるところ、それは新しい世界の構築でした。
人間は必要以上のものを「欲する」という、攻撃的な動物で、
だからやたら明るい電灯やたらお金を得る事に美徳を感じ、
多くの芸術に敬意を表しながらも自己の欲望には勝つ事が出来ない。
自分が欲しい物を求める為、環境を破壊してでも自分の欲しい食物を植え、
お金の為、土地の為、保身の為に戦争をする。
そして、芸術作品をも自己の欲望の中にとりこもうとする。
インフラがちょこっと危うくなっただけで東京は無残な有様でした。
ただでさえ停電や被災地への輸送で大混雑しているのに無用な食料を関西以西の知人から関東に送らせ、
この有様を理解せずものが届かない、ものがないと文句を言い(被災地じゃないよ、都内の話ね)
「被災地の為だから」と工場にも赤字を追わせるような無謀な企画を説明もせずにのませようとする素人。
PCも電気がなければただのガラクタで、マイクやアンプがなければオペラじゃ無い限り公演なんてできやしない。
「星が綺麗ね」という台詞があったとしよう。
その星たちがみえるほど、綺麗な空気を保ち、光を出さないでいられるだろうか?
外光を入れないほとんどの舞台で、照明をつけずに公演が出来るだろうか?
今ある全てのものは、
これまでに人間が欲する事で、多くは戦争で培った技術と、多くの人間の努力で出来上がっている。
良い事も悪い事も混じっているが、その恩恵に浸っているのは自分だ。
ただ、
それは、その使い方が「多すぎた」「時間を縮めすぎた」
今からの世界は、全てにおいて身の丈にあった欲と時間になっていくんだろう。
ずいぶん前から今の時代に資本主義が崩壊することは経済学者から予言されていた。
資本主義がなくなるという事は全く想像がつかなかったが、
誰も無理をせず、やわらかい時間が過ぎる世界を、
きっとこの日本から、あらためて発信していく事になるんだろう。
競争をしないわけではない。
バランス、という言葉におきかえられるような気がする。
と、そんなところで自分が今回の公演でどんな音を出せるんだろう。
この人にどんな歌を歌ってもらえるんだろう。
っちゅうのがとりあえずの課題であり、出発点になる。